押し込められた思い出

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僕は飛び起きました。 普通、誰でもそうですよね。 そして、押し入れの戸を確認したんです。………開いて無いよな~(=_=Ⅲ…と思いながら…悪い夢…単なる悪い夢だと思いたかった…そう…悪い夢だと……… !? Σ(゚ロ゚ノ)ノ ゲゲッ!! 開いてたんです…。 寝る前に確認したはず!?確かに閉まってた!? いや…!?閉めたはず!!いや…日頃からの恐怖もあったので確実に閉めたんです!! 間違いなく!! …でも…開いていた。 しかも夢で見た位ほんの少~し…。 それからは寝られませんでした。 いつその隙間から、あの人形が覗くかと思うと怖くて…怖くて…怖くて…。 閉めれば良い…? そう思いますよね…( ̄ー ̄) じゃあ、お伺いしますが、もし閉めようと戸に手をかけた途端!押し入れの暗闇から人形の手がぬぅっ!!と現れ僕の手を掴んだら!?Σ(゚ロ゚ノ)ノ そして、そのまま終わり無き闇の世界に引きずり込まれたら!? o(><)o 人形が、真っ赤な口を開けて高笑いしながら「アーッハッハッハ!!遊ぼぅ!!遊ぼぅ!!これからはずぅっと一緒だよ~!!アーッハッハッハ…!!」…そう思うと怖くて閉めるなんて出来なかった!! 想像力豊でしょ?(-ω-) 大袈裟?! 甘いですね…。前にも言ったでしょう…。 我々の次元とは全く異なった次元で彼等は生きているんですよ。 たとえ体がこの世に存在したとしても、精神つまり中身は違う次元に引きずり込まれるんですよ…。 この世に残るのは自分の抜け殻だけ。 そして、その抜け殻に誰か別の精神がヤドカリの様に住んで、何事も無かったようにその人の日常を演じるんだ。 本物は終わり無き闇の世界にいるって言うのに…ねぇ。 その世界に引きずり込まれた人間を私は数多く知っている。 そう、余計な知識があったが故に、より一層恐怖だった。 結局朝まで押し入れの隙間とのにらめっこは続き、朝日が昇り始めてからやっと眠りについたんです。 いゃあ…怖かった。実に、何日も朝が来なかった様な、終わらない闇の様な、長い、長い時間でした。 実際のところ、まぁ良いとこ三時間程度だったと思うんですがね、当時の僕にとっては本当に長い長い夜でした。 それから間もなくその人形は供養に出され今はこの世にすら存在して居ません。 え!?僕??僕が本物の僕かって?? ふふふ…さぁて…どうでしょうね。( ̄ー ̄) では次へ参りましょうか→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→
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