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湖岸には、1人の男性が倒れていた。
体は猪苗代湖の湖に、プカプカ浮いた状態で…
周りの砂浜には、釣具みたいな棒と、機械的な物体が4つ…あと、星の形をしたCDみたいなヤツが散乱していた。
大地「久美ねえ…人が浮いてる…早く助けるべ!」
久美「うん!!」
2人は、慌てて湖畔に入り、その男性を岸にあげた。
久美「あんた!しっかりしな!」
久美は、その男性のホッペを2.3回叩いた。
男性「うっ…うーん…」
男性の意識が戻ったらしい。
久美「今待ってて!救急車呼ぶから。」
男性「大丈夫です。だからこの事は内緒にして貰えませんか?」
男性は、頭を抑えながら、2人に陳情した。
大地「兄ちゃん!ケガ無いのか?」
男性「大丈夫です。ありがとうございます。」
男性は立ち上がると、森の方に歩いて行った。
さっきの機械と釣具みたいなヤツを持って。
久美「あの人…大丈夫かしら?」
大地「あの兄ちゃん、忘れ物したよ!」
ほら!!とCDみたいなヤツを久美に手渡した。
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