猪苗代に降りた学期末の転校生

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久美「あのっ!忘れも……」 久美が振り返ると、すでに男性は居なくなっていた。 大地「久美ねえ…持ってたら? また会うかもしんねーし…」 久美「んだね…んじゃ、帰ろ!」 大地「うん」 その日は、とりあえず帰宅する事にした。 帰宅後、久美は制服からラフな普段着に着替えた。 アヒルのイラストが入った水色のTシャツに、ベージュの半ズボンに着替えた。 久美「さてと…」 久美は、スケッチブックを取り出し、イラストを描き始めた。 彼女の趣味で、マンガとかイラストを描くのが好きで、受験勉強の合間に、息抜き程度で描いていた。 さっき会った謎の男性を描いてるようだ。 机の上に、彼が忘れた星形の物体を置いて。 母「久美~買い物おねが~い」 母からの声に、慌ててスケッチブックを机の棚にしまった。 久美「今行く~!」 そのまま、久美は近所のキュウリ農家と、親戚のおばさんの家に向かった。 キュウリ農家からは、規格外のキュウリを安く譲って貰うため。 近所のおばさんの家からは、ミョウガと、レタスと小松菜をおすそ分けして貰えるようだ。
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