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そしてその反動をもろに受けた咲夜は当然のように、派手な水しぶきを上げて噴水に落ちた
ザバァッ
「ねぇ、マリー」
「何でしょう?」
「世間知らずの小娘には世の中の厳しさを教えとくべきだよね?」
髪から水が滴っている咲夜は最高の笑みを浮かべている
「駄目ですよ、咲夜さん」
マリーは今にも走って追いかけそうな咲夜を制止する
「私とのデートの途中です」
「それさ、マリーが勝手にそう言ってるだけで僕は無理矢 「駄目なものは駄目なんです」 」
「でも何にしろこの格好じゃあね……」
きっぱり断るマリーに咲夜は、どうしても報復しに行く為に上手く口実作ろうと頑張る
「仕方ないですね」
努力が実を結んだ、と喜んだのもつかの間
「じゃあ 「しょうがないので泳ぎに行きましょう」 」
咲夜は開いた口が塞がらないままマリーに拉致られていった
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