絵本の中へこんにちは!?

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「置いていきましょうか」 「そうなるか!」 ぺらぺら喋り続ける彼を無視し先に進もうとする彗 いやいやいや、流石にアカンて! 「駄目でしょ!それにあの死体どーすんの!?」 指差す先にはさっき襲ってきた輩達 しかし彗はニッコリ笑って言った 「あぁ、それならここら辺は猛獣が出るので処理ならその方達がしてくれますよ」 「何言ってんのあんたーーー!!!?」 処理!処理って言った!こいつ黒すぎだろ! てか猛獣出るならあの子も危なくね!? 「あ、でもそいつらから色々と聞き出した方が良いんじゃないのか?」 「…チッ、それもそうですね」 「舌打ちしやがった!ルミネまともな事言ったのに!」 倒れている三人はセナがどこからか出してきた大きな袋に無造作に詰め、担いだ ……担いだ 「何で今二回言ったんだ?」 「いや…ちょっと信じられなくて」 だってあれ大の男達だよ!?何人もいるから相当な重さのはずなのにセナ軽々と持ってるよ! 「………ギャップ…?」 「ちょっと違うと思うよ、十夜」 『さぁて、あとはシロちゃんをどうするかねぇ』 そうなんですよ えぇ、本題は彼です まだ止まらない彼の話し いい加減プッツンしちゃうよ? しょうがない…奥の手だ! 「いい加減にしろー!!!」 「「「!!?」」」 ドガッ 私の行動に周りはア然とした ルミネは目を丸くしリーヤ呆れ、彗はため息をつき、セナは動じず十夜は無表情、赤薔薇はクスクス笑っていた ………うん、多分ア然としてるんだよ 私がした事、それはシロへのライダーキック…もとい跳び蹴りだった 「ななな、何するんですかぁ!?」 「黙らっしゃい、話しが長いんだよ!」 「わぁ!ハクの話し止めたの姫乃が初めてだよ!すごーい!」  
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