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「……………………。」
王子…………?
やっぱ頭おかしいのか?
いや、まてよ…
金髪に青い目、王冠…
それにこの顔立ち…
「まさか、でも…ありえない」
彼は絵本の王子にそっくりだった
「ありえるんだよー!だからここにいるの!わかる?何ならお前の生涯十七年間を話してやろうか?絵本の中から全て見えたからな!」
「…王子…ねぇ…
んでその王子がわざわざ絵本の中から飛び出して何の用?」
「し、信じてくれんのか?」
「何、その顔!」
「いや…すぐ信じるとは思わなかった…
さっきまで散々言われたし」
「…その奇妙な服装にその顔!信じるしかないじゃん!
本当は信じたくないけど…
で?だから何の用?」
するとそいつはウルッと瞳を潤ませ…
「助けてぇぇぇぇぇぇ!!!!姫乃ぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
「!?ひっつくなーーー!!」
私にひっついてきた
「まず離れて!!!そして一から説明しろ!!!」
「…うぅ………」
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