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「あぁ聞いてくれるんだね!
僕には婚約者がいるんだ…彼女は隣の国の王女なんだけど」
その…とリーヤは黙ってしまった
何何何?そんなに言いにくい事なの?
まさか…!
人魚姫がリーヤを慕っている事を知ってるとか!?
それか人魚だという事がバレてたとか?!
え?じゃあリーヤは事情を知ってる上で隣の国の王女と結婚するって事なの?
ま、まさか無理矢理!?政略結婚てやつか!
「駄目!!!」
「………え?」
「そんな無理して結婚する事ない!
自分の気持ちに嘘ついて無理矢理なんて絶対後悔するよ!?
ちゃんと話しをして理解してもらわなきゃ!きっとリーヤなら大丈夫だよ
1番大切なモノ失いたくないでしょう…?」
リーヤは何度か目をパチパチすると「そっか…」と呟いた
「そうだね姫乃
僕は正直に王女に話すよ
僕は自分より美くしくない人とは将来を共に出来ないと
今は自分より愛せる人がいないんだと」
そうかそうか
そうだよね
やっぱり自分の愛してる人と一緒にいなきゃ
それが例え自分でも…
って
「どぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ!!!!!????」
自分ーーーーーーーーー!!?
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