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…しかしどーしたもんか
下手な事して眠り姫放置なんて事になっちゃったら私どーする事も出来ませんよ
「ハァ…こんな事になるなんて…爽より優れていなければ良かったです。むしろ私はあまり王という地位に興味は無いんですよね」
こんなに黒くて黒くて黒いのに傲慢というかあまり欲がないのかな?珍しい…
「…何か失礼な事考えてませんか?」
「えっ!?いや別に?!ってか爽って誰?」
「あぁ…爽は私の双子の弟ですよ。一応私が長男って事になってますがあまり変わりませんよね。
顔はそっくりなんですが私の方が優秀なんです。
爽は王になりたいという意欲はあるのですが頭があまり良くないんですよ
あとこの方にも興味を持っているんですが私が優先だということになって」
うわぁ…自分で優秀っていっちゃってるー
「っておぃぃぃ!!!ソレ早く言わんかぁーーー!!!!」
「……は?」
「あのねぇ!そいつに王位を譲ればいいでしょうが!あまり興味ないんでしょ!?さっさと譲ってこい!!!
顔が同じなら中身は絵を見ただけじゃわからないし!」
「でも馬鹿ですよ?」
「周りに助けてもらえ、周りに
それで彗は好きに生きればいいでしょ」
シーンと黙ってしまった彗はそれからクスクス笑い出した
「そうですね…初めからそうすれば良かったですね。なんでこんな単純な事に気がつかなかったんでしょう?
ありがとうございます、姫乃さん。あなたも能無しでは無いんですね」
最後の言葉いらねーよ!この毒舌野郎!!!
失礼だな!!!
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