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『騒がしい娘じゃ』
突然現れたのは可愛らしい女の子
そんな子が魔女だって!?
この子が噂の魔女なのか!!!
「普通の反応だよ!何この展開!!異常すぎて主人公の私がついていけてませんが!?」
「異常なのは今に始まった事じゃないですよ。まず絵本から人が出てくる事自体この世界では非常識でしょう?」
「分かってんのに来たのかお前!よけい厄介だよ!!!」
『そろそろ良いか?我は待つという事は嫌いじゃ。
無駄話なら後でやってくれ』
「っ………!」
怖いこの子…
見た目は私より年下だ。けど周りの空気が違う
近づけば一瞬で消されそうな…
人は見た目で判断しちゃいけないって事ですね
「…黒薔薇さん。また魔力出してますよ
ここは僕らのいた世界とは違うんです。ちょっとは気をつかって下さい」
『…彗…さっきも言ったはずじゃ。我は命令されるのは嫌いだと。これ以上我に命令するな。
………消すぞ』
「おぉ怖い。じゃあ私は黙りましょうか。この年で死にたくありませんしね」
全然怖がってない。むしろ楽しんでません?
『チッ…お前のような奴は嫌いじゃ』
「偶然ですね。私も貴方みたいな方が大嫌いです」
黙るんじゃなかったのかい!
もうやめてくれ!本当に!ただの睨み合いじゃないんだよぉ!
殺気むんむんー!!!!!
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