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『ふむ。だろうなぁ。まぁ死ぬ覚悟があるなどと答えたら我はすぐにお前を殺していたが。
そちらの方が解決に早い。まぁしかし…お前がまだ生きたいとなれば話しは別になってくるのう…』
ちょ…!は?
何?私一歩間違えば今ここにいないって事?
戸惑う私をよそに黒薔薇は淡々と話しを続ける
『ここに王子共を仕向けたのは我の仕業じゃ。それは知っておろう?
理由は…まぁ…めんどくさいという理由もあったのだが…』
あったんだ!(怒)
『お主ならこやつらの悩みなど即解決すると鏡からお告げがあってな』
鏡!?ちょ、あんたもしかして…!
「し、白雪姫のお母さん!?」
眠り姫に加えて白雪姫にまで手をかけてんのか!?
『む?あんな愚か者と一緒にされるとは心外じゃ。
まぁあやつは我の妹じゃがな。
後々嫌でも関わってくる。覚悟しておけ』
何で!?
詳しい説明も無く話しを続ける黒薔薇
『鏡の予言は当たった。
お主は三人の男を救ったのじゃ
その事については礼を言おう。
…が。少々めんどくさい事になりおった』
黒薔薇と共に彗までもが苦虫を噛んだような顔をしている
「…な、何………?」
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