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『今は詳しい事は説明出来ん。事が事なのでな。一歩間違えれば絵本の世界が簡単に滅びる。
そしてそれは立川姫乃、お前が深く関わっておる』
私………?
『本来ならば殺すべきなのだが…世界は違うし鏡は殺すなというし何より王子共のいい相談相手になるのじゃ。あの糞王子共は我も手を煩わせておった。
だからお前が死にたくないと言えば殺さぬつもりだった』
「……っ…!?」
意味わかんない
なにそれ…
私どうなっちゃうの?
『それでじゃ、我は彗をお主の部屋へ魔法で送った』
…あ!彗が部屋にいたのは黒薔薇のせいだったのか
『彗を送ったのは悩みを聞かせる事だけではない…
お主の家に住んでもらおうと思ってな』
ふーん?彗は私ん家に住むんだ
………ん?
「住む?だれが?」
『彗がこの家に住むのじゃ』
「は?いやいや!おかしいだろ!何なのこの流れは!しかも住ませてじゃなくて住むか!!!もう決定事項か!!!
私に拒否権は!?」
「『ない』」
あ、そう…
さすがに即答はへこむな…あははー…
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