293人が本棚に入れています
本棚に追加
/118ページ
「そうですけど?他に何があると言うのでしょうか。だって貴女はMでしょう?」
「そんな事実は一切ありませんから!!誤解を招く言い方しないで下さい!!!!」
「じゃあ良いですよね?ここに住みますよ?」
「どうして今の流れでそんな話しになったのか全く理解出来まねぇよ!!そして嫌だ!」
はっきり拒絶する私
彗はしばらく考えた後こう言った
「…貴女はさっき何でもかかってこい!って言ってましたよね
だからかかっていきましょう。
でもそれには一々絵本の中から出ていくのは面倒臭いです。
貴女は一筋縄じゃいきそうにありませんし?だから貴女の隙を狙うためにこの家に住みたいのですよ。いいですよね?」
「よけい嫌だっちゅーの!!」
『立川姫乃よ、死ぬかこやつを家に住ませるか、どちらがいい?』
うぎゃっ!?何その選択肢は!
黙ってたと思ったらそんな事考えてたわけ!?
『別に良いのじゃぞ?断ったら断ったで我が始末してやる。
やれ嬉しや!久しぶりに血が見れる!さてどのようにやろうか
…麻酔を打つか?いやでも苦しむ姿も見てみたいのぅ…
じわじわと?それともばっさり
?うーむ…』
ひいいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!
物騒な事を言いながら鼻歌まじりに頬を紅潮させルンルン気分で大きな鎌を磨ぎだす黒薔薇
どっから出した!?そしてまだ私は選んでない!!!
最初のコメントを投稿しよう!