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「え?私が指を指している間に黒薔薇さんが二人の絵本のページをめくったんですよ。
見事な連携プレイでしょう?」
『魔力の無駄使いは嫌いでの。こやつなどと息を合わせるのは鳥肌が立つがまぁ仕方ない』
「そんな事聞いてるんじゃないの!!!なんでこの馬鹿二人がまた私の前に現れた!?」
『そんなの決まっておろう?そやつらもおまえの家に住むからじゃ』
「は、はぁぁあ!!?彗だけじゃないの!?」
「誰も私一人なんて言ってませんよ」
『部屋はあるだろう?この馬鹿でかい家ならばな
いいか?それほど事は重大なのじゃ。それだけは分かってくれ
…やはり死ぬか?それと「喜んでお引き受けします!!!」
「姫乃ー!また会えて嬉しいよ!!」
「私はこれっぽっちも嬉しくない。むしろ泣きたい」
「泣いていいんだよ…僕の胸でお泣き」
「お前の胸で泣くなんて人生最大の汚点になる」
「姫乃さんの部屋の鍵は空けとく方向で。そうしないと隙が見当たりそうにありません」
「私命の危機にさらされてるの!?」
…嗚呼、お母さん、お父さん
どうして貴方達はアメリカに行ってしまったのでしょうか
こんな毎日…
嫌だあぁぁぁあぁぁぁぁ!!!
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