293人が本棚に入れています
本棚に追加
「さて…と」
何しようかな?誰もいなくなったこの家は不気味なほどシーンとしていた
「…暇だなぁ
あ!そーだ!小さいころのおもちゃ整理しようかな?
溢れかえってて邪魔だし…
いらないものは処分しちゃおーっと」
そう思って私は自分の部屋へ向かった
私は一人っ子のため甘やかされて育った
…まぁ厳しいところは厳しかったけれど
だからオモチャなんかはいつでも何でも買ってもらえた
そのためオモチャが腐るほどあり遊ばなくなった今となっては邪魔なのだ
「オモチャが邪魔なんて…昔じゃ考えられないな」
思い出とかも別にないしさっさと捨てちゃおーっと
…なんか私すっごく冷めた子みたい(笑)
自分の部屋に入りオモチャが入った箱に手をかける
「うわー懐かしいクマのぬいぐるみ!よく一緒に寝てたなぁ!…ハイ処分!
あっ!これ着せ替えセット!こんなところにあったんだ~!処分っと~」
懐かしい思い出に浸りながらオモチャを袋の中にいれていく
今のところとっておく側の方にオモチャはない
思い出なんて自分の中にあればいいじゃん?
最初のコメントを投稿しよう!