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ふっと目線を上げた彗
するとにっこり笑って
「馬鹿は死ななきゃ治らないって言うじゃないですか」
えぇーーーーーーーーーー!?
「見殺しは駄目ぇぇ!!!!手伝ってよぉ!!!」
「大丈夫です、ゴキブリ並の生命力持ってますし死にはしませんよ
私は彼女を信頼してます」
何か良い事言ったっぽいけど全然良くねぇぇ!!!!
何その変な信頼!!!
「ハァ…しょうがないですね」
パタンと本を閉じ姫乃の所に向かう彗
「きぃらぁきぃらぁひぃかぁるぅ♪おーそーらーのほぉしぃよぉ♪」
狂ってるー!姫乃危ない!!!
「立川姫乃さーん
いい加減正気に戻らないと爪剥がしたりして拷問かけますよー?」
「ららん♪」
「え?いいよ♪って言ったんですかね?」
「彗君違うからーーー!拷問とか止めてぇ!真面目にやってよぉ!」
「…あぁめんどくさい…
あ、そうか」
何かを閃いたのか晴れ晴れとした顔でいきなり手を上に振り上げ姫乃に向かって振り下ろした
えっ!?
バチバチバチバチバチバチバチ
渇いた音が部屋全体に響き渡る
そう、彗が姫乃に…往復ビンタをくらわせていた…!!!!
しかもめっちゃ早い!あれは痛い!
「彗君ーーー!?何やってるのーーー!!!!」
「姫乃が悪いんです
肌にハリが出るかもしれませんよ?美肌効果」
「有り得ないでしょーー!!!むしろ逆効果ぁ!!!」
うわっ、あれ痛ぇ…
「彗!流石にもう止めたまえ!」
「……………………い……」
姫乃の口から声が漏れた
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