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パシンッ
「いったーーー!!!!!!!何すんの!?馬鹿彗!!!!」
彗の手を掴み涙目で叫ぶ姫乃
やっと正気にもどった…
「うわぁぁぁぁん!!!
やっと姫乃戻った!」
「せ、セナ!?」
「姫乃ね、二日間ずーっと変な事口走ってて危なかったんだよ!?」
「そ、そうなんだ…」
「絵本を拒むなっていうのがよほどショックだったんだね
もう大丈夫かい?」
「多分……………?」
姫乃はキョロキョロ辺りを見回すと俺に目を止めた
「…ルミネ」
「はいぃっ!?」
「あんた、もしかしてもしかしなくても私の仕事奪った?」
「い、いや!そんな事は…」
「ほー、いい度胸してるねぇ」
「しょ、しょうがないだろ!
姫乃が狂ってたんだから…だ、代役だよ!代役!!」
「問答無用!!!」
「ぎゃあぁぁぁぁぁ!!!!」
「もう姫乃は大丈夫そうだね」
「ねぇねぇリーヤ君、ルミネ君
っていじられキャラ?姫乃のサンドバック?」
「そうなんだよね…
一応ルミネは一国の王子なんだけどな~
姫乃は完全に忘れてるみたいだね」
げしげしと頭を踏まれているルミネ
すでに意識無しで口から魂出てます
「な、なんか死にそうだよ?!ルミネ君…やばいって!止める方法は無いの?」
「一つだけありますよ?
ただ…運任せというか確率8%ですけど」
「低ッ!!!何それ!?」
「いや、本当黒薔薇さんの気分次第なんですよねぇ」
「まさか…絵本かい?」
「えぇ、そのまさかですよ
絵本が光れば嫌でも姫乃は止まります」
「それって確率1%も無いんじゃ…」
「そうですよねぇ…どーしましょうか」
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