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パサッ
「…ん?ね、ねぇ彗君…
あ、あれ………」
「おや、ルミネは相当な悪運の持ち主らしいですね」
「相当というか超だね
姫乃ーーー!絵本からまた人が来るみたいだよーー!!」
ピタッと殴ろうとした拳を止め
た
「………へ?」
見ると彗達の前に一冊の本が落ちていてページの隙間から光が漏れていた
「………な、何でっ!?セナが来たばっかじゃん!!!
月に一度くらいのペースじゃなかったの!!?」
「しょうがないよ~
来ちゃったんだもん」
ペラッと絵本をめくるセナ
…ははっ
渇いた笑いしか出てきません
ピカッ
あの慣れない光りが部屋を包み私はいつもどおり目をつぶる
「…………眠……………」
ふと見知らぬ声が聞こえた
「わ、わぁ!!!
十夜君!寝ちゃだめーーー!」
セナの叫び声が聞こえた
ゆっくり目を開けると…
「…うわ………
何その状況………」」
「みんな黙ってないで助けてよーーー!!!」
セナが見知らぬ男の子に潰されそうでした
しかもそいつ寝てるし!!!
「ちょ、セナ!?平気?!」
「うぅ…重かった…」
セナを救出!
ってかこの人誰?
「有栖川 十夜
太陽国の王子だよ」
「日本人みたい…だね」
「うん!ちなみに美女と野獣の野獣君だよー!」
「え"!!!?な、なんで?野獣じゃないじゃん!人じゃん!
あと野獣って…王子だっけ?」
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