293人が本棚に入れています
本棚に追加
「それで………………………」
あぁ暇だ
長々とした説明の中私はボーッとしていた
正直どうでも良い
別世界の、異次元の勉強をして何になるんだろ…
今の私に必要なのは明後日にある期末テストの…………
……………ん?
期末…テスト…
「どわぁぁあぁぁ!!!!?」
「なっ、何だよ!?」
「やばいやばいやばいやばい!期末テスト!明後日期末!
どうしよう!勉強してない!
ルミネの国と彗の国がお隣同士とか黒薔薇が影の絶対権力者とか世界をまとめる組織があるとかどーでもいい!!!」
「あ、ちゃーんと聞いてたんだねっ!この調子でガンバロ!」
「この調子で頑張んないから!私は数学を…「それでリーヤの国は海沿いでしてね?漁業や貿易が盛んなんです」
…話しを聞けーーーーーー!」
「姫乃!テストと想夢、どっちが大切なんだ!?」
「テストに決まってるだろうが
何?私に人生棒にふれって言ってんの?」
「そうですか、想夢が大切ですか」
「お前の耳は飾りかぁぁ!!」
「………命とテストでは?」
「はい?」
「…だって…断れば………」
クイッと親指を下に向けた十夜
サァァっと血の気が失せる
「忘れてた……」
そうでした、私は命の危機に脅かされていたんでした
「別にテスト勉強でも良いですよ」
「ハイ、スイマセン
ドウゾオツヅケクダサイ」
最初のコメントを投稿しよう!