お勉強Time

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彗の毒舌は今に始まった事じゃないけれど今の私にはいささか刺激が強すぎます…… 「ローズは黒薔薇様、つまりフランツェ家の血筋の者がトップになる事が多いんだ フランツェ家は天才や優秀な方々が多いんだよ 性格にはかなり問題…いや癖がある人たちが多いからね」 うん、知ってる 私は身を持って体験してる 「……ただ…フランツェ家は一人一人の仲がすごく悪い……」 「そうそう あの家庭は凄まじいよぅ? 隙あらばとお互いの命を狙ってるもん」 …はい? 「この前は小国3つほどまきこんで滅ぼしてなかったかい?」 「うんうん 被害凄かったよねぇ」 ・・・待て それはもう戦争の領域じゃない? 「……彗はよくまきこまれている………」 「ええ、まあ こないだからよく命を狙われてましてね まぁ1日20人刺客が来るくらいのペースですから大丈夫ですよ」 「大丈夫じゃないだろ!ってか刺客!?そんな物騒なのがここに来てたの?!」 「平気ですよ あなたに危害は加えません それに刺客達は大人しく帰っていきましたよ 話せばわかる人達でした」 ニコニコ笑いながら話す彗 あなた様の話し合いは脅しに等しいですよね!? 「…んまぁそんな訳で仲は悪いが頭は良いから一応は想夢も成り立ってるんだよな」 「いつの間に… 一生復活しなくてよかったのにね」 いつの間にか側にはルミネ 「トップが長女の黒薔薇様 次女の赤薔薇様、母親の青薔薇様 この三人がローズの大黒柱さ 今のところはね いつ変わるか分からない」 どろどろの権力争いってやつですか? 「ふわぁぁ…もー眠い… 12時だよぉ?」 「………ぐー」 「あ、十夜の呪いの効果が出ちまってる 俺運んどくな?」 「じゃあ僕もそろそろ寝るよ」 「それじゃあ私もこれで」 …とまぁ皆が部屋を出ていく中 「ああああああ!!テストの事すっかり忘れてたぁぁぁ!!」 姫乃の叫びが家にこだましていましたとさ (前にもこんな事あった気が…デジャヴュ?)
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