ハジマリ

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気持ちのままに、はじまった秀との恋人関係。 やはり、気になることは、家庭との両立。秀はそんな不安を真っ先に察知していてくれた。会える時間を考えてみた。私は毎週土曜日は、学校へ通っている。その関係で土曜日は時間が作れた。秀は土曜日は仕事なので、土曜日の夜。平日は、子供達が寝静まってから、秀に家へ来てもらうなら、可能だ。家に来てもらうには、子供達と面識を持っておいてもらわないと、急に起きてきた時は、困る。ただ、軽い関係のお友達という面識を。 秀は、さりげなく、子供達と友達になる為にあるシナリオを考えてくれた。休日の今日決行だ。朝から、家事を済ませ、私は子供達と団地の敷地内へある公園へ出かける。しばらく遊んでいると、何か仕事の機材を修理している秀がいる。 「あれ?秀君じゃない?久しぶり!元気?」秀に声をかける。 「ママのお友達?」と長女モナが私に聞く。 「そうだよ!久しぶりのお友達なんだ。」 「こんにちは!お名前なんて言うの?」秀がモカに話かける。 そして、数時間外で4人で遊び始めた。 「そろそろお昼だね。良かったら食べにくる?」と子供達に聞こえる位置で秀へを誘う 。 「おいでよ!お兄ちゃん!」 子供達も私に便乗して 秀を誘う。秀の作ってくれたシナリオは、8割成功している。初めて、家に上がる秀。 早速、お昼ご飯の支度を始める私。面白いお客さんの周りに次々に玩具を持ってきて、遊んでもらう子供達。
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