第三章「MEの隠された真実」

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「リュード?」 MEはとても不思議な顔で俺を見ていた。 「ME…」 俺は、少し戸惑ったように名前を呼んだ。 「どうしたの…顔色悪いよ」 MEは、俺に気を使ってそう優しい声で俺に言った。 「ME…お前に聞きたいことがある」 「…はい?」 「お前、本当に、変なファイルを開いてないんだな…」 「当たり前ですよ。リュードに聞かないで開けるはずがないですよ!」 「やっぱりそうか…」 「やっぱり?」 「お前のエラーは仕様なんだ。」 「え!」 MEは固まった…フリーズしたときのように 今言うべきなのか正直迷った。 ここで言ってしまってMEは、悲しむんじゃなあかと…しかし、もう遅い 「お前と同機種のマスターは俺と同じように、エラーが起こって、最終的に、そのマスターのMEはショートして二度と起動しなかった」 「…」 MEは、黙ったままだ。 「ME…俺は、お前が止まってしまうなんていやなんだ!」 「リュード…」 「小学生のとき親父がもって着とき、兄弟喜んで順番に使っていた…今はもう、俺しか使ってないけど…俺は、お前にあえて本当によかったと思う」 ついつい感情的になって目から雫が落ちた。 MEも同じだった。 「リュード…私も嬉しかったよ…リュードにあえて、たくさんの思い出とたくさんの知識を私に教えてくれた(辞書的な意味で)」 お互い泣いていた、雫が止まらなかった
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