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行為が終わると、太志は、浴衣を羽織り、
あぐらをかきながら、空を眺め、タバコを吹かした。
ボーッと眺めながら思う事。
それは妻を幸せにしなきゃなぁとつくづく感じた。
タバコの臭いがしたのか、
眠っていた郁美が目を覚ました。
郁美:『・・・んっ・・・。』
太志:『起きた?』
郁美:『いつから起きてたの?』
太志:『さっきだよ(笑)』
郁美も太志と同じ、浴衣を身に纏い、太志の横へ座った。
太志:『俺さ、逃げてた気がするよ。
あの子から。
だから向き合って解って貰うから。
だから、心配しないで。』
この時、ようやく太志から気持ちを伝えた瞬間だった。
郁美:『やっと自分から話してくれたね(微笑)』
郁美は暖かい気持ちに浸されていた。
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