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そうして着いた場所。
ルウ:『産婦人科・・・?』
ルウがそう思っている間にも、直樹はスタスタと足を進めていて、
必死に直樹の後を追った。
二人は診察室に入り、
石川医師と向かい合わせに座った。
ルウ:『あ・・・の・・・。』
石川:『実は、この間、旦那さんが相談に来られたんです。』
ルウ:『直樹がですか?』
石川:『はい。奥さんが子供の事で悩んでいると。
だから、午後に奥さんを連れて来て貰えるよう頼みました。』
ルウ:『そうだったんですか。』
石川:『申し訳ありませんが、旦那さんは少し席を外して頂けませんか?
少し、奥さんと二人で話したいので。』
直樹:『解りました。』
そう言って、直樹は立ち上がり、優しくルウの頭を触り診察室から出て行った。
残ったのは石川医師とルウの二人。
石川医師はゆっくりルウの気持ちを引き出して行く。
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