ルウ

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しばらくすると、太志のマンションに到着。 インターホンを押すと、郁美が出迎えた。 郁美:『いらっしゃい。 さぁ、どうぞ!!』 直樹:『お邪魔します。』 直樹は郁美の後ろへついて行き、リビングへと通された。 太志:『来たか(笑)』 直樹:『わりぃな(笑)』 太志:『座れよ。』 太志と直樹は向かい合わせに座った。 キッチンから、二人分の飲み物とおつまみを持って郁美がやって来る。 郁美:『はい。どーぞ?』 直樹:『紅茶?』 郁美:『心が疲れてる時に飲むと良いよ!』 直樹:『ありがとう。』 直樹はゆっくり、紅茶を口に含み、少し微笑んだ。 直樹:『何かホッとするな。』 そんな直樹を見て、太志が声をかける。 太志:『どうしたんだ? お前とルウちゃんが喧嘩するなんて珍しい。』 郁美:『ルウちゃんと喧嘩したの?』 直樹は二人の問い掛けに 喧嘩の理由を話し出した。
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