北山 菊&三枝 ルウ

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そうして、夕飯を作り終わったのだが・・・。 まだ男性陣が寝ている。 菊:『本当、ぐっすりね(笑) でも、そろそろ起こしましょうか』 菊→衛。 郁未→太志。 ルウ→直樹を起こす。 菊:『あなた。ご飯ですから、起きて下さいな』 郁未:『太志さん。ご飯だよ。起きて!!』 ルウ:『直樹。起きて!!ご飯だよ!!』 奥様方の声で、旦那様方はようやく目覚めた。 テーブルを囲み、夕飯を満喫した。 夕飯を食べ終わると、 女性陣は後片付け。 男性陣は、リビングに移動し、また晩酌をするのかと思ったら、 衛:『母さん。』 菊:『はい?』 衛:『コーヒーを入れてくれないか。』 菊:『解りました。』 衛はコーヒーを頼んだ。 夜はきっと、菊がルウに話しをすると思うから、 お酒は呑まない方が良いと、衛の判断だった。 菊は洗い物を郁未とルウに任せ、 3人分のコーヒーを持って衛達の所に来る。 衛:『母さん。俺達は外にいようか?』 菊:『ん~。隣の和室に居たらどうです? 今、3人揃って出て行ったら、ルウちゃんが変に思いますよ。 だから、3人で和室で晩酌をすると言って、自然に行って下さい。』 衛:『そうだな。それが良いかもな。』 3人は様子を見計らう。 郁未:『お母さーん!!』 菊:『はーい!!』 菊は郁未に呼ばれ、またキッチンへと去った。 その時、太志が立ち上がり、キッチンへ向かう。 太志:『母さん。俺ら、隣の和室で親父と直樹で晩酌の続きするからさ、 お酒とおつまみ持って行くよ? リビングはお袋達が使えよ。 昼間、俺らが占領したからな(笑)』 菊:『そうね(笑) 今からは母さん達が占領するわ(笑)』 そう言うと、太志と菊は目でやり取りし、 男性陣は和室へと行った。 ようやく、後片付けも終わり、 デザートのケーキとコーヒーを入れ、リビングへと移動した。 一方、和室に入った太志達は、和室の襖(フスマ)を少し開け、女性陣の会話を聞く。
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