北山 菊&三枝 ルウ

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菊:『やっと落ち着いたわね(笑)』 郁未:『あっ!!お母さん、私、食べたい物あったの!! 今から買いに行って来て良い? すぐ戻るから。』 菊:『気をつけて行くのよ』 郁未:『はぁい!!』 そうして郁未はコンビニへ行った。 リビングに残されたのは、菊とルウの2人。 菊:『郁未ちゃんってね、本当に真っ直ぐな子なのよね。 明るくて、元気で。 太志には勿体ないぐらい(笑) でも、息子の嫁に来てくれて良かったと思ってる。 娘が出来たみたいで嬉しくてね。 たまに衛さんに呆れられるぐらいなのよ。』 菊は郁未を思いながら話し出した。 ルウは菊の話しををじっくり聞く。 菊:『しかも、あの子、甘え上手なの。 可愛くて仕方がない。 だけどね、私にはまた1人、娘、息子が出来たみたい。 それはルウさん?貴女と直樹さんよ。 今日は来てくれてありがとう。』 ルウ:『・・・そんな。お礼を言われる様な事はしてないですし(照)』 菊:『ルウさん。郁未ちゃんのお友達になってくれてありがとうね。 何かあったらいつでも来なさい。』 ルウ:『はい!!あの。 お母さんって呼んでも良いですか?』 菊:『えぇ(笑)良いわよ!』 そんな話しをしていると、 菊:『何か悩み事でもあるの?』 ルウ:『えっ!?』 菊:『何となく、太志に似てるの。 悩みがあっても、他人には見せないって所がね。 どこと無く、そんな感じがルウさんからも感じられるから。』 ルウは思いきって、今、自分が悩んでいる事を打ち明けてみようと思った。
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