北山 菊&三枝 ルウ

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菊:『太志、貴方をね、私達の子供として迎える時、衛さんと話し合ったの。 あなたの名前を決める権利は私達で貰う。 でも、唯一、本名の名字の「小野」だけは、 貴方から奪うのは辞めようと・・・。 気付かなかった? どうして、貴方だけが「小野 太志」なのかって。 もし、貴方が気付いて、聞いて来た時は、 正直に話そうと思っていた。 でも、全然来ないから、そのままにしてしまって・・・。 ごめんなさいね・・・。』 そう話すと、 太志:『・・・気付いていたよ。       母さん・・・』 菊:『・・・えっ!?』 菊が太志の顔を見ると、 悲しい瞳で見ていた。
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