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菊の話しを聞き終えたルウは、泣いていた。
そんなルウの横に太志がやって来た。
太志:『なぁ、ルウちゃん。
そんなに、自分を責めなくて良いと思う。
それにさ、もっと直樹を頼ってくれないかな?
アイツさ、拗ねて大変だったんだよね。
ルウちゃんが頼ってくれないって。
そんなに頼りないかなって・・・。
ルウちゃんが1番直樹の事、解ってると思うから、これ以上は何も言わない。
だけど、ルウちゃんは、1人じゃないから。
直樹も俺らも居る。
それだけは忘れんなよ。』
ルウはコクンと頷いた。
するとそこに、直樹がやって来る。
直樹:『ルウ。』
ルウ:『直樹・・・ヒック・・・クッ・・・ごめ・・・っ・・・なさい・・・』
直樹はルウを抱きしめた。
直樹:『良い・・・良いんだよルウ。
謝らなくて良い。』
この時、ようやく、落ち着いた空気が流れた。
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