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その日、安堵からか、男性陣はかなり酔い潰れてしまった。
女性陣はそんな男性陣に上からタオルケットをかけ、これから女性陣の時間が始まる。
菊:『今日は本当楽しい1日だったわ。
ありがとうね。』
郁未:『私も楽しかった!!』
ルウ:『私もです!!
今日の日が私の新しい第一歩を踏み出せた良い日になりました。』
菊:『良かったわ。
まさか太志の周りにも私と同じ人がいる事にはビックリしたけど、何だか自分が歩んで来た道が間違ってなかったのかもしれないと、解らせてもらえた1日だった。』
菊がそんな話しを口にした後、郁未がどうしても気になった事を思いきって聞いてみた。
郁未:『お母さん。』
菊:『何?』
郁未:『今日の話しで気になった事があるの。』
菊:『何かしら?』
郁未:『太志さんを籍に入れなかった事。』
郁未はどうしても知りたかった。
何故、こんなに太志を溺愛しているにも関わらず自分達の籍に養子として入れなかったのか。
菊は郁未の質問に昔を思い出しながら答える。
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