新婚生活

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翌朝。 早朝5時。 郁未はそっと、太志の腕の中から抜け出し、 洗濯機を回す、 その間に、 朝食とお弁当を作る。 少し時間がある時はまた、太志の腕の中に戻り、太志が目覚める時、一緒に目を覚ますように心掛けてはいる。 今日は少し時間が無かった為、全てを終わらせた郁未は、 カーテンを開け、朝日を部屋に入れる。 いよいよ、太志を起こす時間。 郁未:『太志さん! 朝だよ!!起きてー!!』 太志:『・・・んー・・・。』 太志は欝(うっ)すらと目を開ける。 太志:『じゃぁ・・・そんなに起きて欲しいなら・・・して?』 郁未:『・・・何を・・・?』 太志:『おはようのキ・ス?』 郁未:『えっ!?/////』 太志:『クククッ(笑) お前、顔真っ赤(笑)』 郁未:『んもぉー!!』 チュッ! 太志:『・・・・・・!?』 郁未:『おはよう! 太志さん、顔真っ赤(笑)』 郁未は太志に背を向け、リビングへと向かった。 残された太志は、 太志:『やられた・・・///』 太志は郁未からおはようのキスをして来るなんて、夢にも思わなかった。 自分から仕掛けておいて、逆に仕掛けられるとは・・・。 太志は嬉しかった。
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