約束の日~太志の答え

5/25
前へ
/644ページ
次へ
そして、太志は買いたい物を買うと、次にアクセサリーショップへと足を進めた。 そこで、太志はある物を手に取り、 店員を呼び、会計を済まし、ラッピングをしてもらった物をそっと受けとった。 そして、また、何事もなかったかのように、郁未を引っ張り足を進めたのである。 そうして、歩き疲れた太志はイオンモールの中にある、カフェへ入り、コーヒーを2つ、苺ショートケーキを1つ注文し、郁未と空いてる席に腰を下ろす。 椅子に座るやいなや、 太志:『ハァー!!!歩いたー(苦笑)』 と疲れた感を露骨に出した。 郁未も歩き疲れてはいたが、目の前の苺ショートケーキに釘付けで太志の言葉なんかこれっぽっちも入っていない。 太志は「聞いてないな・・・こいつ(笑)」と思いながらも、 太志:『食べて良いよ(笑)』と郁未に言った。 その言葉を待ってましたと言う顔で、フォークで一口サイズを掬(スク)い口へと頬張る。 郁未:『んー!!!美味しい!!!』 キラキラした瞳で郁未は叫び、苺ショートケーキに夢中だった。 すると。 ストンッ 机の上に何か置かれた音がした。 郁未はその音に気が付き、フォークを一旦、お皿の上に置いた。 そして、太志を見る。
/644ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1213人が本棚に入れています
本棚に追加