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そして、郁美が話し始めた。
郁美:『お父さん、お母さん、私からもお願いします。
太志さんは、心からの気持ちで言ってると思うんです。
決して、中途半端な気持ちやその場の雰囲気で言ってる訳ではなく、私が見る限り、多分、太志さんはずっと前から、北山の姓に入りたいと考えていたと思います。
ずっと傍で太志さんを見て来たから、私には解るんです。
私も北山郁美にならせて頂けませんか?
お願いします。』
郁美も太志同様、座布団から一歩下がり、頭を下げて、お願いをしたのである。
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