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太志・郁美宅
太志達も漸く、マンションに帰り着いた。
太志はそのまま、リビングにあるソファーに腰掛け、
郁美は、キッチンに行き、一休みする為にコーヒーの準備に取り掛かる。
太志はタバコに火を付け、吹かしながら、コーヒーを準備する、郁美を見つめていた。
暫くすると、郁美がコーヒーを持って、太志の元にやって来た。
郁美:『はい。どうぞ。』
太志:『ありがとう。』
二人はコーヒーを啜(スス)る。
リビングから、窓越しに見える、夜空。
暫く、二人で夜空を眺めていた。
そんな中、太志の携帯が鳴った。
太志:『はい。あっ母さん?』
電話の主は太志の母、菊だった。
太志:『うん。俺達の方こそありがとうな。
感謝してる。
うん。解った。
また皆で行くから。
親父にもありがとうって伝えといて。
おやすみ。』
電話を終えた、太志は郁美に話した。
太志:『お袋が、今日はありがとうってさ。
また皆で来いって。
それでさ、何か知らないけど、お袋が郁美と二人で会いたいって言ってたよ。
またメールでも良いから、連絡くれって。』
郁美:『お母さんが?』
太志:『うん。』
郁美:『解った。明日、連絡してみる。』
太志:『そうしてくれ。
さて、風呂入るかぁ。』
郁美:『あっ!じゃぁ、お風呂にお湯、溜めて来るね。』
太志:『悪ぃな。』
太志はまたタバコに火を付けた。
お風呂にお湯が溜まるまで、それぞれの時間を過ごす。
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