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菊も郁未も暫(シバラ)く、 池を眺め、
のんびりした風が、二人の間を流れる。
そしてまた、菊が話しをするんだ。
今日、郁未の元へ来た、本当の理由を。
菊:『郁未ちゃん。
今日、私がここに来たのは、貴女が悩んでそうだったからなの。
太志からも何となくは話しを聞いてたし、
今日、貴女が学校を休んだと聞いて、やっぱりそうなのかなって思ったからなのよ。』
ここまで話しをすると、
大事な話しだから、マンションに戻って、ゆっくり話しがしたいと、菊は郁未に言った。
そうして、二人はまた、
マンションに戻ったのである。
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