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家に帰って、玄関を開けると、その足で、リビングに行き、ソファーに倒れ込む。
太志:『っだー!!
疲れた・・・。』
普段、ただいまと言って、中に入って来るはずの太志が、無言で入って来たかと思えば、ソファーに倒れ込む。
郁未はビックリした。
慌てて駆け寄る郁未。
郁未:『だっ大丈夫!?』
太志:『あぁ・・・。
ただいま・・・。』
郁未:『おかえり!
何かあったの?』
太志:『何かあったの?・・・じゃねーよ(怒)』
郁未:『えっ・・・!?
わっ私が何かした!?』
太志:『聞いて来たぞ。』
郁未:『・・・?』
太志:『・・・。』
郁未:『・・・。』
太志:『お前・・・。
まさか、忘れてる訳じゃないよな?(苦笑)』
郁未:『ゴメン・・・。
何だったかな?
あはっ(笑)・・・。』
太志:『あはっ!じゃねぇよ(怒)
三谷の好きな食べ物だよ!』
郁未:『あっ!
もう聞いて来てくれたんだ?
ありがとう!』
太志:『はぁ。
オムライスと唐揚げだって。
来週の日曜日の17時に迎え行って来るから。』
郁未:『はい(笑)
了解!
ありがとうね!
もう、そんなに怒らないでよ。
これで許して?』
そう言った郁未は、太志に顔を近付け、
チュッ
太志の右頬にキスをした。
太志は・・・完敗。
太志:『まっ、もう良いよ。』
郁未:『ホント!?』
太志:『今日、抱かせろな(笑)』
郁未:『変態!』
太志:『ありがとう(笑)』
郁未:『・・・。』
郁未は恥ずかしさのあまり、キッチンへ猛ダッシュして逃げて行った。
太志:『クククッ(笑)
可愛い奴(笑)』
そうして、今夜も郁未は太志に愛されるのであった。
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