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二人はとあるレストランに居た。
そこはオムライスの専門店。
郁未の大好物。
郁未:『美味しそう!』
郁未は目の前にある、オムライスを見て、目を輝かせている。
郁未と太志は基本のオムライスを頼んだ。
郁未は早速、スプーンでオムライスをすくい、口に頬張る。
その食べる所を太志はずっと見つめている。
そんな視線に気付いた郁未は、
郁未:『何?食べないの?
美味しいよ?』
太志:『うん。
お前が美味しそうに食べるから、何か良いなぁと思ってさ!』
太志はそう言って、オムライスを食べ始めた。
そして、太志のオムライスが半分と少しに減った所で、
太志:『あー!腹一杯。
郁未、俺の食って良いぞ!』
郁未:『絶対嘘だ!
いつも家では沢山、食べてるじゃない。
それくらい、食べれるでしょ!!』
太志:『もう、無理!
腹に入らん。
食ってよ(笑)』
郁未:『もう。しょうがないなぁ。
食べてあげるよ(笑)』
太志:『サンキュー!!』
郁未は知っていた。
いつもこのレストランに来て、オムライスを注文すると、太志は必ず残す。
オムライスが好きな私に、食べさせる為。
郁未はオムライスが大好物で、限度はあっても、人より少し大く食べれる。
だから、基本のオムライスの大きさだと、あと少し食べたいって感じなのだ。
だから、太志がくれる量を食べると、満足感が得られるってわけ!
郁未は太志の優しさに甘える。
そうして、食べ終わると、レストランをあとにした。
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