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そうして、二人が向かったのは、
デパートの中にある、雑貨屋さん。
太志:『ゆっくり見るといいよ。』
郁未:『うん!』
郁未はキョロキョロ見回る。
太志はそんな郁未の後ろを付いて回る。
これもいつもの光景。
買うものが決まると、
太志:『決まったのか?』
郁未:『決まったよ!』
太志:『それが欲しいの?』
郁未:『そうだよ!』
郁未が手に持っている物。
・お酒を飲むグラス
・調味料を入れる容器
・香付きローソク
・アルバム
太志:『その最後に持ってるのは何?』
郁未:『ん?これ?
これはね、写真を入れて、私達の歴史を作って行くの。
もう、前のは満帆だから(笑)』
太志:『そっか。
じゃぁ、会計に行くぞ。』
そうして、会計が終わると、
太志の右手には買物袋、左手には郁未と手を繋いでいる。
太志:『次はどこに行きたい?』
郁未:『本屋に行きたい!』
太志:『俺も久しぶりに本買うかなぁ。』
そんな話しをしながら、2階にある、本屋を目指す。
すると、
太志がいきなり、ピタッと足を止めてしまった。
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