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カフェに入ると、コーヒー2つとケーキ1つを注文して、席に着いた。
早速、郁未はケーキを頬張る。
太志:『郁未。俺にも一口頂戴。』
郁未:『いーよ!はい。』
郁未は皿ごと、太志へ向けた。
だが、太志は口を開けて、微動だにしない。
郁未:『・・・まさか!?』
太志はコクコクと頷く。
郁未:『ここで!?』
太志はまたコクコク頷く。
郁未は周りをキョロキョロと見回し、誰も見てないと判断すると、太志の口の中に、ケーキを放り込んだ。
郁未:『恥ずかしい・・・。』
太志:『うん!上手い!』
太志はご満悦。
すると、太志はまた固まった。
郁未:『何。今度はどうしたの!?』
また郁未は太志の視線の方向に目を向けた。
するとそこには、三谷が立っていた。
太志:『・・・。』
そんな中、三谷の横にいた、1人の友達が、あとの3人に声をかけていた。
『ごめん。ちょっと未知と話しあるから、今日はここで解散ね!』
すると、3人は解ったと言って、その場から、去って行った。
郁未:『太志さん。
私は大丈夫だから、話して来たら?
ずっと太志さんの事、見てるよ。』
太志:『でも!』
郁未:『良いから!
今はあの子の所に行くべきよ。』
郁未は太志に行くよう促した。
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