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郁未:『私ね、実家に寄って来るね。
最近、帰ってないから。
ゆっくりして来て。』
そう言うと、郁未は席をたった。
カフェから出て行こうとする郁未に、
三谷:『あの!』
三谷が声をかけて来た。
郁未はゆっくり振り返り、
郁未:『何かしら。』
三谷に微笑んだ。
三谷:『私です。
小野先生を好きなのは私なんです!
告白もしました!!』
郁未:『そうみたいね。』
三谷:『怒らないんですか?』
郁未:『どうして怒る必要があるの?』
三谷:『それは・・・。』
郁未:『三谷さんと言ったわね?』
三谷:『はい。』
郁未:『来週の日曜日に家にいらっしゃい。
17時に主人が迎えに行くと思うから。』
三谷:『・・・。』
郁未:『それじゃ。』
郁未はその場をあとにした。
太志はそっと、三谷に近付き、
太志:『三谷。
ゆっくり話せる所に行こうか。
お友達も一緒に。』
三谷:『はい。』
太志は車に二人を乗せ、
こじんまりとした、喫茶店へ向かった。
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