直樹

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見て回るのだが・・・。 直樹:『解らん・・・。』 大志:『何が?』 直樹:『どんな指輪を渡せば良いのか・・・有りすぎて解らねぇ・・・。』 大志:『今までルウちゃんに、指輪を渡した事、ねぇの?』 直樹:『あるけどさ、今回はいつもより、大切じゃん。 安易(アンイ)に選べない。』 大志はそんな直樹を見兼ねて、木南を呼んだ。 木南:『どうされましたか?』 大志:『コイツが、どんな指輪を渡したら良いか解らないみたいで。』 木南:『さようでございますか。 三枝様。 お相手の女性はどんな感じのお方でいらっしゃいますか?』 直樹:『うーん。 綺麗と言うより、可愛いです。 いつも笑顔で明るくて、 守ってやりたい存在で、 あいつの顔から、笑顔を無くす様な事だけはしたくない。 俺が幸福(シアワセ)にしてやりたいと思う女性(ヒト)ですね。』 木南:『素敵なお方なのですね! では、そんな女性である方でしたら、このようなデザインの指輪はいかがでしょうか?』 そう言って、木南が差し出した指輪は、 シンプルで、真ん中にダイヤモンドが差し込まれている。 木南:『いたってシンプルな物をチョイスさせて頂きました。 この指輪の意味は、 「大切な君の笑顔を永遠に」 と言う意味があるんです。』 直樹:『大切な君の笑顔を永遠に?』 木南:『はい。』 そう言って、木南は直樹に意味を話す。
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