直樹

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郁美は直樹の質問に、微笑みを見せた。 郁美:『信じます。』 あまりにも、郁美の瞳が真っ直ぐだった為、直樹はもっと深く聞きたくなった。 直樹:『何故、信じる事が出来るの?』 郁美:『こうして、大志さんや直樹さん、ルウちゃんに友達に出会えたから。 運命は決して恋愛だけの運命だけではない。 両親に出逢えた事。 友達に出逢えた事。 大志さんに出逢えた事。 直樹さんやルウちゃんに出逢えた事。 専門学校に通い、友達が出来た事。 沢山ありますよ。 こうして出逢うと言う事は、出逢うべくして出逢ったものだと思うから、運命だと私は思います。 逆に聞きますが、直樹さんは何に怯(オビ)えてるんですか?』 直樹:『・・・えっ!?』 直樹は戸惑った。 郁美の鋭(スルド)い質問に・・・。
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