直樹

19/35
前へ
/644ページ
次へ
直樹は観念(カンネン)するしかないと悟(サト)った。 直樹:『笑わずに聞いてくれな(汗)』 郁美も大志もコクンと頷いた。 直樹:『正直、不安なんだ。 本当にルウを幸せに出来るのか。 俺は、独占欲も束縛も嫉妬も激しい。 あいつの笑顔を守り続けていけるのかも不安なんだ。 あいつは純粋だから、その心を汚したくない。 あいつは俺で良いのかなって、思ってしまうんだ。 情けないよな。』 直樹は少し思いに更(フ)けっていた。 すると、 郁美:『本当、情けない。』 直樹:『・・・。』 いきなりのキツイ一言。 直樹は動揺した。 大志:『おい!郁美!』 大志は止めに入るが、 郁美:『言わなきゃいけないの!!』 郁美は止(ヤ)めない。
/644ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1213人が本棚に入れています
本棚に追加