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「あんたなんか生まれて来なきゃよかったのよ!」
「親友?
はっ!笑わせないでよ。
上辺だったに決まってんでしょ」
「お前、飽きたわ。」
「……こんなドラマみたいなこと、現実にあるんだ」
教室の片隅で、少女は一点を見つめて呟いた
私は全てから見放された
たった一人の家族に
ずっと親友だと思っていた子に
結婚まで約束していた恋人に
何度も命を絶とうとした
けどいざカミソリを握ると
ビルの屋上から道路を見下ろすと
私の中に居るもう一人の私が生きたいと叫ぶ
日に日に自分の居場所が居心地悪くなるだけ
いや、居場所など初めからないのだろう
なら、ここから抜け出してしまおうか。
「家を出て、隣の高校に編入しよう。」
資金など母親は湯水のように出してくれるだろう
母親は私を放置していた
その代わり金ならいくらでも出してくれた
本当はお金なんていらない
貴方から愛が欲しかった
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