『彼女』

6/9
前へ
/9ページ
次へ
‐翌朝…(仁side…) 仁「…んぅ~…ん~…朝?…ぇ??!」 ◯◯◯の方を見てびっくりした。 仁「…泣い…てた…??」 まだ眠っている◯◯◯のほほには、 かわいた涙のあとがいくつか残っていた。 仁「◯◯◯…?…どうしたんだろ??」 俺は心配になって、◯◯◯を揺り起こした。 「ふゎぁぁぁ…よく寝た…」 そう言う◯◯◯の目の下には、 うっすらクマが出来ている。 「じぃん…どした?」 ◯◯◯が俺を覗き込むように見つめる。 仁「お前…昨日の夜、泣いてただろ??」 「!!…」 仁…何でわかったんだろ… あたしが泣いたまま寝たから?? …目がはれてるからかな…。 「なに言って…!!!」 とぼけようとした瞬間、仁に抱きしめられた。 「…じ…ん?」 仁「…俺に、嘘つかないで…」 「っ…」 ‐グィッ 「嫌っ!!」 あたしは、仁を押しのける。 仁「◯◯◯…??」 「っ仁… もう…あたしの家に来ないででっ…」 仁「…ぇ??」 なんかさぁ…仁が来ると疲れるんだよね。 …迷惑なの。もう…来ないで…っ」
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加