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―J <15> side
初めて出会ったのは、まだ中学3年になったばかりの春。
────蒼白い顔をした、綺麗な、哀しい瞳をしたキミだった。
「なーんかいい事ねぇーかなぁ~」
ぴぃは春なのに風邪ひいて休みだし
仕方なく1人でテクテク歩く学校の帰り道。
中3になって大好きだったサッカーも受験の為に辞めて
けど、だからって毎日早く家帰って勉強する気にもなんない。
だってまだ春だしっ
受験までまだまだじゃん?
それにさ別に頭のいい学校狙ってる訳でもねぇし。
うん。
ぴぃの見舞いにでも行ってやるかなぁ~
、
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