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ぶっ倒れた店員 俺は咄嗟にその子の細い腕を掴んで走り出していた───。 ──なんなんだっ 何やってんだ、俺っ 「、はぁ、はぁ‥」 後ろは振り返らずにただひたすら走った。 見えてきたのはウチの近くにある人気の少ない公園で‥ 「はぁ、はぁ‥ ‥‥大丈夫か?」 そう聞けば、こくんと頷くその子。 あ、やっぱ‥可愛いわ。 走ったせいで真っ白だったその子の顔は少し頬に赤みがさして 汗で濡れた前髪の隙間からキラキラな瞳が覗く‥── 「っあ、わりぃ!」 その子の視線を辿れば、俺が掴んでいた腕を見ていて 俺は咄嗟に掴んでいた手を離した。 「‥あ、りがと‥」 ──うん? “ありがとう”って今、お礼言った? なぁ~んだよ♪ 可愛いとこあんじゃんよ~ ‥‥‥‥‥。 ‥‥りぴーとあふたーみー “ありがとう” え~と‥ 今の声って、今の声ってさ? ちょい高いけど‥‥男の声、だよ、ね(汗) 「お前っ、おとこ―――?!!」 、
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