一章

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何か暖かく柔らかなものに包まれた感覚に気がつき、智也は目を覚ます 何度かまばたきをすると自分が保健室のベッドにいることがわかった 起き上がり目をごしごしとこすっていると、ベッドのまわりのカーテンの隙間から保健の先生が顔を覗かせる 「あら、起きたのね。大丈夫?」 「なんとか…」 「ただの寝不足ね、ちゃんと寝なきゃダメじゃない」 「はい、すいません…今何時ですか・・?」 「二時すぎよ、今日はもう帰った方がいいんじゃないかしら」 時間を聞いて相当眠っていたことを知る 「そう、ですね…そうします」 今から授業に出たとしてもあまり意味はないし、集中出来ないだろうと思い大人しく帰宅することにした
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