一章

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「じゃあ、ありがとうございました」 小西が休み時間に荷物を持ってきてくれていたため、教室に戻ることなく帰宅することができた あとで拓斗にメールしとかないとな 保健医にペコリと頭を下げて保健室を後にする 昇降口を出て、校門の方へと歩いて行くと校門に誰か立っている 「!!」 智也はその人物が彰だということに気がついてしまった どうしてこんな所にいるのかわからず、パニックになっていると彰はこちらに気付き走って智也の前まで来てしまう 「よう」 「お、おま…なんで…!」 智也はあまりの驚きで目を見開く 「その制服と校章はここだって知ってたから待ち伏せてみた」 ニヤっと笑みを浮かべた、それを見た智也は軽く殺意さえ覚える
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