一章

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俺、遠藤智也(えんどうともや)17歳は只今、大ピンチに陥っている 暗い路地裏 周りにはガラの悪い連中、所謂、不良がたくさん 皆さん揃って俺のことを睨みつけている に、逃げてぇ しかし、狭い路地で囲まれているため逃げ場など存在しない 智也は学校帰りに商店街を歩いていたら、この不良達のリーダー的存在の人物にぶつかってしまい、ここに連れてこられた きっと、カツアゲだよな…財布に金入ってねーよ 殴られるのが嫌な智也はとっさに財布の中身を思い出す そして、1人の不良が近付いてきて話し出した。 「ねー、ボクー。ボクがぶつかってきたらからあの人怪我しちゃったよ、どうしてくれんのかなー?」 智也の予想通りだった。智也は不良のガキ扱いするような言葉遣いにイラっとした。 身長低いけどボクはねーだろ…! 高校の制服着てんだぞ! 「病院行くからさー、金出してくんない?」 金を出せと言われても、智也の財布の中身はないに等しい そんな状態の財布を出しても、余計に不良を怒らせるだけだ 「お金持ってない、です」
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