畏怖~ルーク篇~

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「……ルークさん」 最初にルークに声を掛けたのはミントだった。ルークの側にくると手を取り、ヒールを掛けてくれた後に、笑顔を向けて。 「………お帰りなさい」 「………うん。ただいま」 答えれば、チェスターが肘で背中を突いてきて。 「心配させんなよ!お前はもう俺たちの仲間なんだからな!?」 「うん、ごめん」 ガイが。 笑顔で、手をさしのべてくれて。 「……俺は、お前を二度と見捨てやしないぜ?ちゃんと叩き込んどけ!」 「うん!」 頭を撫でられて。 ちょっとぐしゃぐしゃにされたけど、気にせず笑顔を向けた。 きっと、帰ったら他の皆にも怒られたり、殴られたり、泣かれたりすると思う。 だけど。 「お帰り、ルーク」 そう言って迎えてくれるから。 俺の帰る場所になってくれるから。 「ただいまっ!!」 そう言って、『負』を乗り越える力にしていこう!! ルークはそう思いながら4人と一緒にバンエルティア号に帰ったのである。 ~~おまけ 「さーて、では勝手に家出をした親善大使様にはきっちりとお仕置きと行きますかー」 「……はぇ?」 「ハロルドの実験体と、リフィルとアーチェの特別料理を食べるのと、世界樹の洞に一人で言ってユニーク武器一個とってくるのと、好きなのを選んで下さーい」 「どれも俺に死ねって言ってねーか?!なぁジェイド!?」 「あっはっはっ」 「棒読みで笑うなーーーー!!」 おわり。 ルークの闇は昔の自分。 誰も信用出来なくて、信用されなくて、寂しくて。 見捨てられて怖くて、だから自分を変えたけど、そこしか見られてなくて、また寂しくて……だと思うんですよ。 認めてくれる人がいるって事がルークの『負』の解消方法……ってのをかきたかった……けど、そう見えてればいいな。 ルーク編閲覧有難うございました!!_(_^_)_
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